秋田県6地域
[最終更新日:2009年7月29日]
地域紹介
■人口
秋田県1,145,501人(2005年10月1日現在)

■年齢構成
平均年齢47.1歳(平成17年)

■地域の特徴
秋田県(あきたけん、面積11,612.22km2)は、東京のほぼ真北約450kmの日本海側にあり、北京、マドリード、ニューヨークなどとほば同じ北緯40度上に位置している。気候は日本海岸気候で、冬は雪が多いが、夏期は梅雨が短く、比較的冷涼な気候である。秋田は米どころ・酒どころとして知られる一方、山菜やきのこの宝庫でもあり、ジュンサイやトンブリについては食材の特徴を活かした調理法が伝承され、特産品となっている。また、県全体で「あきたの地産地消運動」を行い、「食」と「農」を結び付け、県民全体が県の農林水産業を支えることによって、豊かで健康的に暮らせる「秋田」を目指している。かつては、食塩摂取が多くなる米の大食が特徴であったが、流通が発達して食生活も均一化した1980年代からは全国平均と変わらない熱量と栄養素を摂取している。
雄物川のゆったりした水量はこの沿岸の米作りをささえ、食糧難の時代に白米の大食と漬物、味噌汁の食生活を形成して、川沿に脳卒中死亡日本一の地域を作りました。今でも米どころとして雄物川沿岸には水田地帯が広がっています。いずれもフィールドの1つである雄和町で撮影したものです。
コホート概要
■歴史
かつて秋田県は脳卒中死亡率が日本一高い県であった。そのような状況を変えるために、秋田県は1968 年に脳卒中の研究センターである県立脳血管研究センターを設立した。また、脳卒中医の会を中心に1983年に開始された脳卒中発症登録では、秋田全域の各医療機関でCTやMRIを用いて脳卒中であると診断された対象者が登録され、2009年6月までの登録数は62,000件を越える。このような背景のもと、本コホートは脳卒中などのリスクを解明するJALS研究のために2002年に開始されたコホートである。

■調査項目
身長、体重、血圧、問診、身体活動調査、栄養調査、血液検査

■主な成果(Pubmed等へリンク)
・鈴木一夫. 秋田研究:脳卒中の予後. 日老医誌. 2008 ;45:169-71.

・Suzuki K, Sakamoto T. Clinical epidemiology of cerebral hemorrhage Nippon Rinsho. 2006 ;64 Suppl 8:315-9.

・Suzuki K. Trends of stroke incidence and mortality in Japan and the world, and their prospects in near future. Nippon Rinsho. 2006 ;64 Suppl 7:32-7.

・Suzuki K. Characteristics of stroke in Japan--Epidemiologic view-point by Akita stroke register. Nippon Ronen Igakkai Zasshi. 2005 ;42:61-3.

・Nagura J, Suzuki K, Hayashi M, Sakamoto T, Shindo K, Oishi H, Hayashi K, Ozasa K, Watanabe Y. Stroke subtypes and lesion sites in Akita, Japan. J Stroke Cerebrovasc Dis. 2005 ;14:1-7.

■研究の特徴
JALS研究に参加するために新たに設けたコホートであり、コホート地域はそれまで秋田県立脳血管研究センターの疫学研究フィールドとして健康管理をおこなってきた。しかし、平成の大合併以来、自治体との関係はなくなり、現在はこのコホート研究に参加した人たちと直接連絡をとって追跡をおこなっている。この方法は研究開始時には、負担が大であったが、その後の健診が自治体から健保組合に移り、個人情報保護が強化されるなか、独自の追跡の技術などが生かされてきている。
http://www.akita-epid.net/

秋田県立脳血管研究センター疫学研究部のホームページです
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