鶴ヶ谷プロジェクト
[最終更新日:2012年10月24日]
地域紹介
■人口
宮城県仙台市宮城野区 188,658人(平成24年4月1日現在推計人口)

なお仙台市宮城野区鶴ヶ谷地区の調査時点人口
平成14年度 70歳以上人口 2,731名
平成15年度 70歳以上人口 2,925名

■年齢構成
宮城野区全体
平均年齢 41.1歳(平成22年)

平成14年時点での鶴ヶ谷地区の65歳以上人口割合24.4%

■地域の特徴
宮城野区(みやぎのく、62km2)は、仙台市を構成する5つの区の一つであり、仙台駅の東から仙台港にかけての地域である。宮城野区は、天平時代に聖武天皇の乳母の遺言で植えられたという伝説をもつ樹齢1200年の苦竹(にがたけ)のイチョウや、日本有数の渡り鳥の飛来地である蒲生(がもう)干潟などの自然も豊かである一方、各種都市機能の集積や良好な市街地形成を目指した開発も行っている。また、2005年には宮城野原公園総合運動場内にある宮城球場を本拠地とするプロ野球球団東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生し、新たな観光スポットとなっている。

鶴ヶ谷地区は、東北最大のモデル団地として造成され、地域の中心に大型ショッピングセンター・自然豊かな公園を持つ住宅団地である。

・仙台市宮城野区ホームページ
http://www.city.sendai.jp/miyagino/soumu/
コホート概要
■歴史
要介護状態発生に関わる危険因子に関する総合的・多面評価(総合機能評価)の実施と、必要な介護予防サービスの提供を目的として実施された。調査は平成14年、平成15年に実施され、その後、要介護発生・医療費等についての追跡が行われている。

■調査項目
身長、体重、問診、食事調査、血圧、血液検査、家庭血圧、運動機能、うつ状態(GDS)、認知機能(MMSE)など

■主な成果(Pubmed等へリンク)
・東口みづか, 中谷直樹, 大森芳, 島津太一, 曽根稔雅, 寳澤篤, 栗山進一, 辻一郎. 低栄養と介護保険認定・死亡リスクに関するコホート研究 鶴ヶ谷プロジェクト. 日本公衆衛生雑誌. 2008 ;55:433-439.

・Niu K, Hozawa A, Kuriyama S, Ohmori-Matsuda K, Shimazu T, Nakaya N, Fujita K, Tsuji I, Nagatomi R. Dietary long-chain n-3 fatty acids of marine origin and serum C-reactive protein concentrations are associated in a population with a diet rich in marine products. Am J Clin Nutr. 2006 ;84:223-9.

・Kuriyama S, Hozawa A, Ohmori K, Shimazu T, Matsui T, Ebihara S, Awata S, Nagatomi R, Arai H, Tsuji I. Green tea consumption and cognitive function: a cross-sectional study from the Tsurugaya Project 1. Am J Clin Nutr. 2006 ;83:355-61.

・Koizumi Y, Awata S, Kuriyama S, Ohmori K, Hozawa A, Seki T, Matsuoka H, Tsuji I. Association between social support and depression status in the elderly: results of a 1-year community-based prospective cohort study in Japan. Psychiatry Clin Neurosci. 2005 ;59:563-9.

・Ohmori K, Ebihara S, Kuriyama S, Ugajin T, Ogata M, Hozawa A, Matsui T, Tsubono Y, Arai H, Sasaki H, Tsuji I. The relationship between body mass index and a plasma lipid peroxidation biomarker in an older, healthy Asian community. Ann Epidemiol. 2005 ;15:80-4.

・Hozawa A, Ebihara S, Ohmori K, Kuriyama S, Ugajin T, Koizumi Y, Suzuki Y, Matsui T, Arai H, Tsubono Y, Sasaki H, Tsuji I. Increased plasma 8-isoprostane levels in hypertensive subjects: the Tsurugaya Project. Hypertens Res. 2004 ;27:557-61.

・小泉 弥生, 粟田 主一, 関 徹, 中谷 直樹, 栗山 進一, 鈴木 寿則, 大森 芳, 寳澤 篤, 海老原 覚, 荒井 啓行, 辻 一郎. 都市在住の高齢者におけるソーシャル・サポートと抑うつ症状の関連性. 日老医誌. 2004 ;41:426-33.

■研究の特徴
 鶴ヶ谷プロジェクトベースライン調査は、行政、大学、地域における職能等団体という3者の連携により行われたものである。大学では東北大学内の5部局12分野と東北文化学園大学が参加している。

 高齢者の特徴について、いくつかの断面研究の成果を報告している。また今後、要介護発生をエンドポイントとしたコホート研究の成果を報告していく予定である。

寝たきり予防健診
寝たきり予防健診
健診風景
健診風景
対象者への説明
対象者への説明
運動機能測定
運動機能測定
上記のように多くの分野の協力により成立したコホートである。

研究代表者、辻 一郎教授の所属する東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野のホームページは http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/ である。
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